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設楽原からのたより

湯浅 大司
湯浅 大司

長篠・設楽原の戦いの行われた地にある設楽原歴史資料館で学芸員をしながら、長篠・設楽原鉄砲隊の一員として、日本全国で火縄銃の演武にも参加しています。火縄銃を実際に演武して分かることがたくさんあります。文字からだけでは分からないことを、実体験や現地ならでは感性で資料館の展示や解説に生かしています。

WEBサイト: 新城市設楽原歴史資料館 Facebookページ

長篠・設楽原の戦い!なぜ、戦いが行なわれたかー徳川家康の立場から

2012.08.22 | カテゴリー : 徳川家康 | 投稿者名 :

長篠・設楽原の戦いがあったころ、この戦いの主役となった、織田信長、
徳川家康、武田勝頼たちは、どのようなことを考えていたのでしょうか。
今回は、三河国(現在の愛知県東部)、遠江国(現在の静岡県西部)を治めていた
徳川家康の立場から見ていこうと思います。





当時、家康は浜松、吉田(現在の豊橋)、岡崎の3つの街にその拠点を置いていました。
浜松には家康本人が、岡崎には長男の信康、吉田には重臣の酒井忠次を配し、国を治めていました。
しかし、武田氏が治める信濃国(現在の長野県)、駿河国(現在の静岡県西部)に隣接し、
国を守るためには、とても難しい局面を迎えていました。少しずつ、武田軍にその領地を奪われ
始めていたのです。


家康は国を守るために様々な手を打ちました。
その一つが次に武田軍の標的になることが予想された長篠城を補強し、若くて優秀な武将である
奥平貞昌を城主に据え、万全の態勢で臨みました。
万一、長篠城を武田軍に落とされるようなことがあると、東三河を守るための防御ラインが
長篠城より15kmほど南に下った野田城まで下がってきます。これは家康にとって喉元に
刀を突きつけられたような事態になってしまいます。
家康にとって長篠城は絶対に奪われてはならない城だったのです。




 

 

 


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