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設楽原からのたより

湯浅 大司
湯浅 大司

長篠・設楽原の戦いの行われた地にある設楽原歴史資料館で学芸員をしながら、長篠・設楽原鉄砲隊の一員として、日本全国で火縄銃の演武にも参加しています。火縄銃を実際に演武して分かることがたくさんあります。文字からだけでは分からないことを、実体験や現地ならでは感性で資料館の展示や解説に生かしています。

WEBサイト: 新城市設楽原歴史資料館 Facebookページ

長篠・設楽原の戦い!なぜ戦いが行われたのかー織田信長の立場から

2012.08.30 | カテゴリー : 織田信長 | 投稿者名 :

今回は連合軍のもう1人の将である織田信長の立場から、この戦いの行われた原因をみていこうと思います。

天正3年当時、信長はすでに中部、近畿を支配下においていました。

しかし、その周囲には武田家、上杉家、毛利家といった戦国大名がおり、決して盤石なものでは

ありませんでした。戦いに明け暮れる日々が続いていました。清洲同盟以降、信長と家康は良好な関係を

保っていましたが、この頃になると、その関係は 対等のものではなくなっていました。

三河、遠江を抑える家康は信長にとっては対武田の抑えでもありました。

しかし、武田軍を家康が抑えるには荷が重すぎました。三方原の戦い、高天神城の戦いなど、

武田軍の攻略に対して、徳川軍だけでは対抗できず、信長は援軍を送りましたが、徳川軍は

手痛い敗戦を繰り返していました。



長篠への武田軍の進軍を聞いた信長。一体、どのように考えたのでしょうか。

信長が最も恐れた武田信玄がこの世を去り、浅井、朝倉を滅ぼしてから、2年が経っています。

西へ勢力を延ばそうと考えていた信長にとって、この機会に家康を助け、最も大きな脅威であった武田を

叩いておく必要がありました。その結果、30000人という大軍と信長自らの出陣に繋がっていきました。


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